タチバナ
種子植物Citrus tachibana (Makino) C. Tanaka
科名 | ミカン科 |
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大分県カテゴリー | 絶滅危惧IB類(EN)ⅠA類ほどではないが、近い将来における野⽣での絶滅の危険性が⾼いもの |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種 |
選定理由
県内では石灰岩地に生え,生育地は極めて希で,個体数も僅少。確認された生育地は人里近くの林内にあって,森林伐採や人による採取などで,絶滅の危険性が高い。
- 県内分布( )は過去の分布
- 石灰岩地域
- 分布域
- 本州(静岡・愛知・和歌山),四国,九州(福岡・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島),沖縄
- 世界的分布
- 台湾
- 生育環境
石灰岩地の林内。
- 現状
- 確認されたタチバナは数株。開花し,実をつけるものもある。
- 備考
津久見市長泉寺のタチバナは,周辺の石灰岩地に自生していたものを移植したとされていたが,1994年に枯死した。