クロシジミ
昆虫類Niphanda fusca (Bremer et Grey)
目名 | チョウ目 |
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科名 | シジミチョウ科 |
大分県カテゴリー | 絶滅危惧IB類(EN)ⅠA類ほどではないが、近い将来における野⽣での絶滅の危険性が⾼いもの |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧IB類(EN)IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの |
選定理由
おもな生息地である草原疎林や荒れ地草原が,近年の観光開発,宅地開発などによって大きく姿を変えたため,絶滅の危険性が高くなっている。
- 県内分布( )は過去の分布
- 前津江村,日田市,天瀬町,本耶馬渓町,耶馬渓町,安心院町,山香町,九重町,別府市,湯布院町,庄内町,大分市,久住町,竹田市,宇目町
- 分布域
- 本州,四国,九州,対馬
- 世界的分布
- 朝鮮半島,中国,アムール,ウスリー
- 生育環境
草原疎林や荒れ地,堤防草地など。幼虫は2令以降,クロオオアリに運ばれてアリの巣中で成育することが知られている。
- 現状
- かつて多産地であった由布・鶴見一帯の高原や九重山群は,開発によって非常に少なくなった。おもな生息地である草原疎林や荒れ地草原が,近年の観光開発,宅地開発などによって大きく姿を変えたため,全国各地で絶滅の危機にある。
- 備考
2020年に県指定希少野生動植物種を指定解除