オオムラサキ
昆虫類Sasakia charonda charonda (Hewitson)
目名 | チョウ目 |
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科名 | タテハチョウ科 |
大分県カテゴリー | 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種 |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種 |
選定理由
河川改修,河川上流部の伐採とスギ・ヒノキ植林などによる生息環境の悪化で,個体数の減少傾向が進みつつある。近年の調査で新たな生息地が見つかっている。
- 県内分布( )は過去の分布
- 県南沿岸地方と離島を除く県内全域
- 分布域
- 北海道,本州,四国,九州(福岡・熊本・大分・宮崎・鹿児島)
- 世界的分布
- 日本固有種
- 生育環境
渓谷や河畔林のエノキ,林内のエゾエノキを食草とし,冬季は食草の根元の落葉下で幼虫越冬する。成虫は樹液を好み,広く明るい空間を広範囲に飛翔する。
- 現状
- 食草のエノキは雑木として伐採されることも多く,全国的に個体数を減じている。県内でも,市街地周辺の里山では少なくなった。
- 備考
日本の国蝶として有名。