ヒメヒミズ

哺乳類

Dymecodon pilirostris

目名 トガリネズミ型目
科名 モグラ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧IA類(CR)ごく近い将来における野⽣での絶滅の危険性が極めて⾼いもの
環境省カテゴリー 掲載なし
選定理由

標高の高い岩礫地に生息地は極限されている。くじゅう山系で記録がある場所は出水によりガレが発生し,一部改修工事などが行われたため,生息の可能性が低下している.個体数,個体群共にきわめて小さいため生息環境が競合するヒミズが侵入することによる絶滅の危険性もきわめて高い。1970年代のくじゅう山系の記録があるが,2006年に同所で調査を行ったが確認できていない.

県内分布( )は過去の分布
九重山域,祖母・傾山域
分布域
本州,四国,九州(熊本・大分・宮崎)
生育環境

標高の高い地域の岩礫地。

現状
くじゅう山系および祖母・傾山域の2地域の極く限られた場所から生息が報告されている。今回、祖母傾山系で現地調査を実施したが確認できなかった。また、最近の確認情報はない.特定調査の必要性がある種のひとつである.
備考

日本固有属,日本固有種。日本哺乳類学会;保護すべき地域個体群(九州)