モモジロコウモリ
哺乳類Myotis macrodactylus
目名 | 翼手目 |
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科名 | ヒナコウモリ科 |
大分県カテゴリー | 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種 |
環境省カテゴリー | 掲載なし |
選定理由
最近の調査や各地の自然環境調査からの情報提供か本種の生息状況が整理され、県内の広域に生息することが明らかになった。
- 県内分布( )は過去の分布
- 山国町(草本廃坑),本匠村(小半洞),佐伯市(宇目町(天神原洞ほか),大分市,日田市,臼杵市,九重町,国東市
- 分布域
- 北海道,本州,四国,九州(長崎・佐賀・福岡・熊本・大分・宮崎・鹿児島),佐渡島,対馬
- 世界的分布
- シベリア東部,サハリン南部,朝鮮半島
- 生育環境
河川,丘陵地,森林などで採餌するが,森林の内部や樹冠部で確認されることが多い。営巣環境としては岩裂,自然形成洞,人為造成洞など。
- 現状
- 最近の調査で、これまで知られていなかった国東の海岸域から耶馬渓,日田市藤山地区,大分市野津原地区,九重町滝上地区など各地で生息が確認されてきた。しかし,生息地の中には各種の開発などで安定した生息が危ぶまれる場所がある。