ウサギコウモリ
哺乳類Plecotus auritus
目名 | 翼手目 |
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科名 | ヒナコウモリ科 |
大分県カテゴリー | 絶滅危惧IA類(CR)ごく近い将来における野⽣での絶滅の危険性が極めて⾼いもの |
環境省カテゴリー | 絶滅のおそれのある 地域個体群 (LP)地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの |
選定理由
本種は樹洞、洞穴、構造物等、幅広いねぐらを利用。大分県内では近年洞穴や構造物において一定の調査が行われている中で、僅かな数例の確認にとどまっている。このため、個体数は極端に少ないと考えられる。
- 県内分布( )は過去の分布
- 大分市野津原町、玖珠町
- 分布域
- 北海道地方,東北地方,関東地方(栃木県,群馬県,埼玉県,東京都),中部地方(福井県と愛知県を除く),近畿地方(奈良県,三重県,和歌山県),中国地方(岡山県)および四国地方(徳島県,愛媛県)
- 世界的分布
- 千島列島
- 生育環境
元々は樹洞をねぐらとして利用していたが、営巣木の減少に伴い洞窟や人工建造物も利用するようになったと考えられている
- 現状
- 2003年以降、九州では初めて本種が確認された。大分市野津原町では鉱山廃坑とダム工事横坑。玖珠町は隧道での確認にとどまっている。