カヤネズミ
哺乳類Micromys minutus
目名 | 齧歯目 |
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科名 | ネズミ科 |
大分県カテゴリー | 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種 |
環境省カテゴリー | 掲載なし |
選定理由
県内各地の草原や水田周辺の草地に生息するが、中心的な生息地である河原では、河川改修に加え、近年頻発する急激な出水などにより河原環境が急変。地域によっては個体数が激減している。
- 県内分布( )は過去の分布
- 東国東郡,宇佐郡,中津市、日田市,日田郡,玖珠郡,大分郡,直入郡,竹田市,大野郡,佐伯市,蒲江町
- 分布域
- 本州(福島県・新潟県以南)四国,九州(長崎・佐賀・福岡・大分・熊本・宮崎・鹿児島),隠岐諸島,淡路島,豊島,因島,対馬,天草下島,福江島
- 世界的分布
- 朝鮮半島,中国,台湾,アッサム,ミヤンマー,インドシナ北部,シベリア,コーカサス北部,ヨーロッパ
- 生育環境
通常,低地の草地・水田,畑・休耕地,沼沢地などのイネ科植物が繁茂した水気のあるところに多い。
- 現状
- 河川敷のオギ群落が中心的な生息適地とされているが近年頻発する出水による影響を強く受けている。一方、内陸部の草地や水田周辺などでの生息は広範にわたるもののやや不安定な状況で推移している。
- 備考
全国的にも分布域,個体数共に減少傾向にある。日本哺乳類学会;不能