ツキノワグマ

哺乳類

Ursus thibetanus

目名 食肉目
科名 クマ科
大分県カテゴリー 絶滅 (EX) 我が県ではすでに絶滅したと考えられる種
環境省カテゴリー 削除
選定理由

1987年11月24日,笠松山北麓で1個体射殺された個体のDNA解析から、北陸~中部地域より移入された個体、もしくはその子孫であることが判明。これにより、本県での生息がうかがえる記録は1957年の傾山山麓(死体確認)まで遡ることになり、60年以上が経過しており絶滅しているものと考えられる。

県内分布( )は過去の分布
祖母・傾山系笠松山付近1941年(捕獲)、傾山水無川付近1957年(死体)の記録が最後。
分布域
本州,四国
世界的分布
ロシア極東地域,中国,朝鮮半島,台湾,インドシナ半島北部
生育環境

落葉広葉樹林帯で森林規模の広域な空間を必要とする。渓谷林やササ類におおわれた林内,伐採跡地なども利用する。

現状
1987年笠松山北麓で捕獲された個体のDNA解析から、北陸~中部地域より移入された個体、もしくはその子孫であることが判明。これにより、本県での生息がうかがえる記録は1957年の傾山山麓での死体確認まで遡ることになり、60年以上が経過しており絶滅しているものと考えられる。
備考

目撃情報は多いが,確定的ではない。野生個体であるか,明らかに本種であるか信憑性に欠ける。日本哺乳類学会;保護すべき地域個体群(九州)