サカゲイノデ

シダ植物

Polystichum retrosopaleaceum (Kodama) Tagawa

サカゲイノデ
撮影:辻寛文
科名 オシダ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧IB類(EN)ⅠA類ほどではないが、近い将来における野⽣での絶滅の危険性が⾼いもの
環境省カテゴリー 掲載なし
選定理由

温帯性のシダ植物で,1995年に九州では初めて,耶馬渓地区で生育が確認された。生育範囲が狭く,周辺でスギの伐採が進んでおり,またシカによる食害も顕著で,絶滅の危険性が高まっている。

県内分布( )は過去の分布
耶馬渓地区
分布域
北海道,本州,四国,九州(大分)
世界的分布
韓国(鬱陵島)
生育環境

丘陵地の林内・林縁。

現状
スギ植林内や林道沿いの狭い範囲に集中して生育しており,個体数は多くない。シカの食害で個体数が減少している。