ミズヒキモ

種子植物

Potamogeton octandrus Poir. var. miduhikimo (Makino) Hara

科名 ヒルムシロ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種
環境省カテゴリー 掲載なし
選定理由

当該種は,基本種ホソバミズヒキモの変種で,痩果の背部に3稜が見られる。本県では「別府湾沿岸域」,「国東地区」の池沼に生育地が確認されている。ため池の水位や水質の変化で,生育の確認ができず,『レッドデータブックおおいた』(2001)では〔情報不足〕としていた。最近,2005,2007,2008年と「別府湾沿岸域」の池沼でミズヒキモの生育が確認されたが,水質環境の変化で,生育環境が不安定である。

県内分布( )は過去の分布
(国東地区),(由布・鶴見火山群),別府湾沿岸域
分布域
本州,四国,九州(大分・鹿児島),琉球
世界的分布
朝鮮半島,中国(東北部)
生育環境

低地や丘陵地の池沼。

現状
「由布・鶴見火山群」の生育地は,観光開発のため生育環境が著しく改変され,消滅した模様。「国東地区」の生育地は生育状況不明。