ハタベカンガレイ

種子植物

Schoenoplectus gemmifer C. Sato,T. Maeda & Uchino

ハタベカンガレイ
撮影:糸永雅俊
科名 カヤツリグサ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増大している種
選定理由

2004年に新種として記載された植物で,県内では「豊後水道後背地域」の川と「玖珠丘陵地・山地」の湿原の流水中に隔離分布している。生育地が限られており,水環境の変化で絶滅が懸念される。

県内分布( )は過去の分布
豊後水道後背地域,玖珠丘陵地・山地
分布域
本州,四国,九州(福岡・熊本・大分・宮崎・鹿児島)
生育環境

水路,流水などの水中や湿原周辺の水溝。

現状
「玖珠丘陵地・山地」の生育地は,湿原の周辺を流れる小川で,安定しているが,「豊後水道後背地域」の生育地は,人里近くのかなり大きな川で,生育環境の変化が著しい。