マヤラン
種子植物Cymbidium nipponicum (Franch. et Savat.) Makino
科名 | ラン科 |
---|---|
大分県カテゴリー | 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増大している種 |
選定理由
栃木県以南の常緑広葉樹の林内・林縁に生育する腐生ラン。いずれの生育地も個体数は少ない。県内では2001年に「大野川上流域」で初めて花を咲かせたマヤランが確認された。その後,2008年にも「豊後水道後背地域」で生育が確認されたが,個体数は極めて少なく。人による採取のおそれもあり,絶滅が懸念される。
- 県内分布( )は過去の分布
- 豊後水道後背地域,大野川上流域
- 分布域
- 本州(関東地方以西),四国,九州(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)
- 生育環境
常緑広葉樹林の林内・林縁。
- 現状
- 「大野川上流域」では数本が年により確認できる。2008年,「豊後水道後背地域」で3株が確認されている。年による生育状況の消長が著しい。