ナガバノサワハコベ

種子植物

Stellaria diversiflora Maxim. var. angustifolia (Mizushima) Hatusima et Arakane

ナガバノサワハコベ
撮影:河室信義゙
科名 ナデシコ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種
環境省カテゴリー 掲載なし
選定理由

 これまで四国でサワハコベの品種とされていたが,2005年に新変種として記載された。九州初見として大分県でその生育が確認され,県内では「大分川・大野川丘陵地」や「大野川上流域」,「津江山地」などに点在している。森林伐採や植生の遷移による環境の変化により,絶滅が懸念される。

県内分布( )は過去の分布
大分川・大野川丘陵地,大野川上流域,津江山地,祖母・傾山地
分布域
四国,九州(大分)
生育環境

丘陵地や低山地の湿った林内。

現状
今のところ,九州では本県だけで,生育地は少なく,本変種とサワハコベの中間型も採集されている。