カスミザクラ
種子植物Prunus verecunda (Koidzumi) Koehne
科名 | バラ科 |
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大分県カテゴリー | 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種 |
環境省カテゴリー | 掲載なし |
選定理由
九州では長崎県の対馬と大分県「由布鶴見火山群」の別府市だけで生育地が確認されている。別府市の森造りのため樹木を伐採した際にも,カスミザクラは残されてきた。また,市の保護樹にも指定されている。しかし実生による稚樹は少なく,個体数が限られているため,絶滅の危険が増大している。
- 県内分布( )は過去の分布
- 由布・鶴見火山群
- 分布域
- 北海道,本州,四国,九州(長崎・大分)
- 世界的分布
- 朝鮮半島,中国
- 生育環境
丘陵地の林縁や林内。
- 現状
- ヤマザクラよりも開花期が10日ほど遅れ,カスミザクラの開花時期にはソメイヨシノやヤマザクラなどの花は散ってしまっているため,確認は容易である。別府市の丘陵地一帯に分布し,現在,24樹が確認されている。
- 備考
別府市の指定保護樹