アカメ
魚類Lates japonicus Katayama & Taki, 1984
目名 | スズキ目 |
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科名 | アカメ科 |
大分県カテゴリー | 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧IB類(EN)IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの |
選定理由
主生息地の一つである宮崎県では、稚魚の成育に必要なアマモ場の消失など生息環境が悪化傾向にある。
生息地が限られる本種の個体群維持のため、本県における生息環境を維持していく必要がある。
- 県内分布( )は過去の分布
- 別府湾、番匠川汽水域、豊後水道、日向灘
- 分布域
- 主に高知県から宮崎県の沿岸部。東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県、大阪府、香川県、徳島県、愛媛県、大分県、鹿児島県でも採集記録がある。
- 生育環境
汽水域から河口域及び沿岸海域。仔稚魚は河口域のアマモ場。
- 現状
- 本県で記録された個体は主生息地である宮崎県や高知県の沿岸より回遊してきたか、仔稚魚期に分散した個体であると考えられ、確認個体数は少なく生息密度も低いと推測される。
近年では佐伯湾や日向灘、番匠川汽水域を中心に確認されているが、別府湾でも2例、過去には臼杵湾でも1例記録がある。
今後も引き続き、詳細かつ継続的な情報収集が必要である。 - 備考
日本固有種