クボハゼ
魚類Gymnogobius scrobiculatus (Takagi, 1957)
| 目名 | スズキ目 |
|---|---|
| 科名 | ハゼ科 |
| 大分県カテゴリー | 絶滅危惧ＩＢ類(EN)ⅠA類ほどではないが、近い将来における野⽣での絶滅の危険性が⾼いもの |
| 環境省カテゴリー | 絶滅危惧ＩＢ類(EN)ＩA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの |
選定理由
県内において本種が好む礫まじりの砂泥底の環境をもつ河川は少なく、大きな河川においても局所的である。 生息適地が少ない上に護岸工事や埋め立てなどにより失われやすく、絶滅の危険性が高い。
- 県内分布（ ）は過去の分布
- 周防灘に注ぐ水系、大分川水系、別府湾に注ぐ水系、番匠川水系、豊後水道に注ぐ水系
- 分布域
- 静岡県～宮崎県の太平洋沿岸、瀬戸内海沿岸、福井県～鹿児島県の日本海・東シナ海沿岸
- 生育環境
河口域の礫まじりの砂泥底。
- 現状
- 安定して確認されるのは県南部、特に佐伯市である。
沿岸部にも山地が多く、地形的に河口域に礫が供給されやすいためだと考えられる。 - 備考
日本固有種
「大分県希少野生動植物の保護に関する条例」に基づき指定希少野生動植物に指定されている。