亜種オオヒシクイ

鳥類

Anser fabalis middendorffii Severtzov, 1873

亜種オオヒシクイ
撮影:日本野鳥の会大分県支部
目名 カモ目
科名 カモ科
大分県カテゴリー 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種
環境省カテゴリー 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種
選定理由

前回の大分県レッドデータブック2011では情報不足(DD)であったが、今回の見直し調査で情報が報告された。今回の見直しで環境省カテゴリーに準拠した。今回の見直しで亜種別に掲載した。

県内分布( )は過去の分布
河川や溜池・湿地,干潟に希に飛来する冬鳥。
分布域
亜種オオヒシクイ(A. f. middendorffii)はおもに日本海側に飛来する冬鳥。
世界的分布
シベリアで繁殖,朝鮮半島,中国中部・南部で越冬
生育環境

局地的に湖沼,湿地,河川,水田,海岸に生息する。早朝に群れで飛び立ち,水田や湖沼などで落穂や水草,その根などを食べる。

現状
全国数か所の集団越冬地周辺以外では見られることが少ない。県内では,10年に1回程度飛来し,中津,宇佐,杵築,大分で観察された記録がある。亜種の区別をした記録はほとんどない。
備考

天然記念物,希少鳥獣