カラスバト
鳥類Columba janthina Temminck,1830
目名 | ハト目 |
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科名 | ハト科 |
大分県カテゴリー | 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種 |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種 |
選定理由
生息環境が島嶼部に限定されており,個体数が少ない。
- 県内分布( )は過去の分布
- 深島,沖黒島など県南,高島の島嶼部に生息する留鳥。
- 分布域
- 伊豆諸島と九州周辺,奄美諸島,琉球諸島,隠岐以南の暖流域の島や海岸部に生息する留鳥。
- 世界的分布
- 朝鮮半島,中国黄海と日本の島嶼に生息する留鳥。
- 生育環境
暖流域にある島や海岸部の常緑広葉樹林内で繁殖する。シイやタブ,ツバキなどの実を好んで食べる。生息環境が限られているため,個体数が少ない。
- 現状
- 生息環境が島嶼部に限定されているが,鶴見半島,佐賀関の半島部で確認されたこともある。
- 備考
日本の周辺だけに生息する準固有種である。国際自然保護連合:準,天然記念物。