沖黒島・高島のオオミズナギドリ繁殖個体群
鳥類Calonectris leucomelas (Temminck,1836)
目名 | ミズナギドリ目 |
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科名 | ミズナギドリ科 |
大分県カテゴリー | 絶滅のおそれのある 地域個体群 (LP)地域的に孤⽴している個体群で、絶滅のおそれが⾼いもの |
環境省カテゴリー | 掲載なし |
選定理由
全国に37しかない集団繁殖地のひとつが蒲江町沖黒島にあるが、今回の見直しで大分市佐賀関高島で繁殖を確認した。
- 県内分布( )は過去の分布
- 蒲江町沖黒島・大分市佐賀関高島で繁殖。非繁殖期には全域の海上で比較的普通に観察される。
- 分布域
- 北海道から琉球諸島までの周辺の島で集団繁殖。
- 世界的分布
- 台湾,中国,朝鮮半島の周辺の島で集団繁殖。非繁殖期には,西太平洋一帯の海上に分布する。
- 生育環境
無人島の地上に穴を掘り繁殖する。繁殖期以外は,地上に降りることがない海洋性の鳥である。
- 現状
- 沖黒島では数百羽が集団繁殖する。営巣環境は,近年ほとんど変化していない。
- 備考
日本でのおもな繁殖地のうち6ヶ所が天然記念物に指定されている。台風などで内陸部に落鳥することがある。