ヒクイナ

鳥類

Porzana fusca (Linnaeus,1766)

ヒクイナ
目名 ツル目
科名 クイナ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種
環境省カテゴリー 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種
選定理由

小河川や水路のコンクリート化により生息環境が悪化し,生息数が減少している。

県内分布( )は過去の分布
平地の湿地に夏鳥。
分布域
亜種ヒクイナは,北海道,本州,四国,九州で夏鳥。屋久島以南では冬鳥。奄美以南では亜種リュウキュウヒクイナ(P. f. phaeopyga)が留鳥。
世界的分布
朝鮮半島,中国中部・南部で繁殖,東南アジアで留鳥。
生育環境

平地から低山の水田を含む湿地に生息し,草の茂みの中で繁殖する。水生の魚類,昆虫類,甲殻類のほか,草本の種子などを食べる。

現状
大分県内でも繁殖している可能性が高いが,草むらの中で生活しているので,姿を見つけにくい。近年,宅地開発,圃場整備,水田の乾田化などにより生息環境が悪化し,観察頻度が減少している。
備考

希少鳥獣