オオジシギ

鳥類

Gallinago hardwickii (Gray,1831)

オオジシギ
撮影:日本野鳥の会大分県支部
目名 チドリ目
科名 シギ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種
環境省カテゴリー 準絶滅危惧 (NT)存続基盤が脆弱な種
選定理由

日本だけで繁殖する固有種であるが,総個体数は少ない。越冬地のオーストラリアでは個体数が減少していると言われている。県内での観察頻度が少なくなってきた。

県内分布( )は過去の分布
飯田高原と日出生台に生息する夏鳥。
分布域
北海道,本州中北部,本州西部(広島),四国(愛媛),九州(熊本,大分)で夏鳥。その他の地域では旅鳥。
世界的分布
オーストラリア南東部で越冬し,日本とサハリン南部で繁殖。
生育環境

湿生草地や牧草地に夏鳥として飛来し,地上に営巣する。ミミズや昆虫などをとる。移動の時期には,水田や湿地にも飛来する。

現状
阿蘇北外輪山についで繁殖地のほぼ南限に位置している。県内の生息数は10個体以下である。