ツルシギ
鳥類Tringa erythropus (Pallas,1764)
目名 | チドリ目 |
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科名 | シギ科 |
大分県カテゴリー | 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増大している種 |
選定理由
個体群が極めて小さく、成熟個体数が1,000未満と推定されるか、生息地面積あるいは分布地点が極めて限定されている。前回の大分県レッドデータブック2011では対象種に指定しなかったが、観察例も少ない。今回の見直しで、環境省のカテゴリーに準拠した。
- 県内分布( )は過去の分布
- 宇佐、中津の河口で出現する。
- 分布域
- 日本には、旅鳥として春と秋の渡りの時期に全国的に渡来する。秋よりも春の渡りの方が渡来数は多い。まれに越冬する個体もある。
- 世界的分布
- ユーラシア大陸の寒帯や北極圏で繁殖する。冬季はアフリカ大陸中部、地中海沿岸、中近東、インド、東南アジアに渡って越冬する。
- 生育環境
水田、湿地、河口、干潟などに生息する。繁殖期は湿地、湖沼の周辺、樹木の少ない荒れ地などに生息する。食性は動物食で、昆虫類や甲殻類、貝類を捕食する。
- 現状
- 観察できる機会は少ない。