タマシギ

鳥類

Rostratula benghalensis (Linnaeus,1758)

タマシギ
撮影:日本野鳥の会大分県支部
目名 チドリ目
科名 タマシギ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増大している種
選定理由

土地改良により泥田が減少し,農業形態の変化により生息環境が悪化して,個体数が減少している。

県内分布( )は過去の分布
全域の水田,蓮田,休耕地や湿生草原,河川に留鳥。
分布域
本州中西部,四国,九州,琉球諸島で留鳥。
世界的分布
中国北部で夏鳥,中国南部以南の東南アジア全域で留鳥。
生育環境

水田や草丈の短い湿生草原に生息し,昆虫やミミズなどの小動物や,イネなどの草本の種子を食べる。繁殖期の夕方にはよく鳴くが,姿を見ることは少ない。水を張った休耕田では繁殖するが,乾燥していると利用しない。

現状
かつては,水田に普通に見られた鳥であるが,近年は,観察頻度が減少している。