ズグロカモメ

鳥類

Larus saundersi (Swinhoe,1871)

ズグロカモメ
撮影:日本野鳥の会大分県支部
目名 チドリ目
科名 カモメ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧IB類(EN)ⅠA類ほどではないが、近い将来における野⽣での絶滅の危険性が⾼いもの
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増大している種
選定理由

本種の総個体数約 5,000羽のうち,九州北部の海岸部に約 1,000羽が越冬する。県内には数10羽が越冬する。泥質干潟に依存している鳥であるが,採餌場所である泥質干潟が近年急激に減少している。

県内分布( )は過去の分布
杵築湾以北の干潟に飛来する冬鳥。
分布域
九州北部に冬鳥。
世界的分布
中国北部,モンゴルなどで繁殖,九州北部,中国南部,台湾で越冬。
生育環境

海岸,海上に生息し,泥質干潟で甲殻類,ゴカイ類などの水生小動物を採餌する。

現状
中津,杵築の海岸に数羽~数十羽が越冬する。北九州の曽根干潟には,毎年2百数十羽が越冬し,その一部が県北の干潟に飛来するものと思われる。県北の泥質干潟は少なくなってきている。
備考

国際自然保護連合:II,希少鳥獣。