ウミスズメ

鳥類

Synthliboramphus antiquus (Gmelin,1789)

ウミスズメ
撮影:日本野鳥の会大分県支部(山口県で撮影)
目名 チドリ目
科名 ウミスズメ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧IA類(CR)ごく近い将来における野⽣での絶滅の危険性が極めて⾼いもの
環境省カテゴリー 絶滅危惧IA類(CR)ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
選定理由

前回の大分県レッドデータブック2011では情報不足(DD)となっていたが、今回の見直し調査で情報が報告された。

県内分布( )は過去の分布
全域の海上に希に見られる冬鳥。
分布域
北海道の島嶼で繁殖。東北以北の海上では留鳥,本州以南では冬鳥。
世界的分布
北太平洋,日本海北部の海岸部で繁殖,台湾以北の太平洋で越冬。
生育環境

岩の隙間の奥に営巣する。繁殖期以外は海上で生活する。潜水して小魚や甲殻類,軟体動物などを食べる。

現状
大分,佐賀関,鶴見,蒲江,真玉,姫島の海上で観察記録がある。
備考

潜水中に魚網にかかることがある。1997年の日本海油流出事故で被害を受けた水鳥 1,304羽の 35% が本種であった。希少鳥獣