クマタカ

鳥類

Nisaetus nipalensis Hodgson,1836

クマタカ
撮影:日本野鳥の会大分県支部
目名 タカ目
科名 タカ科
大分県カテゴリー 絶滅危惧IB類(EN)ⅠA類ほどではないが、近い将来における野⽣での絶滅の危険性が⾼いもの
環境省カテゴリー 絶滅危惧IB類(EN)IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
選定理由

生息地である森林の伐採・開発や,針葉樹への樹種変換などにより,エサとなる動物が減少し,生息環境が悪化している。営巣木となる高木が減少している。また,剥製や飼育のための捕獲圧も高い。

県内分布( )は過去の分布
県内全域の森林部に生息する留鳥。
分布域
北海道,本州,四国,九州の山地の混交林に生息する留鳥。
世界的分布
中国南部,台湾で繁殖,留鳥,タイ,マレーシアで越冬。日本に生息する亜種クマタカ(S. n. orientalis)は日本固有亜種。
生育環境

山地のよく茂った森林に生息し,林内でノウサギ,ヤマドリ,小鳥類を捕食する。巣は,針葉樹の高木に造る。

現状
県内の生息個体数は,数十羽程度と推定される。剥製や飼育のために捕獲され,県内の密猟グループが摘発された事例がある。
備考

ワシントン条約附属書II,国内希少野生動植物種,希少鳥獣