コノハズク

鳥類Otus sunia (Linnaeus,1836)

撮影：日本野鳥の会大分県支部（鳥取県で撮影）

選定理由

生息数が少なく，さらに営巣環境の悪化により，生息数が減少している。

県内分布（　）は過去の分布: 全域の森林に生息する夏鳥。
分布域: 北海道，本州，四国，九州の山地に夏鳥。
世界的分布: 朝鮮半島，中国北部・東北部で繁殖，中国中部・南部，フィリピンインドシナ半島で越冬。
生育環境: 平地から山地の茂った林に夏鳥として生息し，樹洞で営巣する。夜行性で主に昆虫類を捕食する。
現状: 県内では，釈迦岳，黒岳，傾山，文殊仙寺，野峠などで観察記録がある。渡りの途中には平地の森で声が聞こえることもある。県内の繁殖期の個体数は，数十羽程度と推定される。
備考: ワシントン条約附属書II