亜種サンショウクイ
鳥類Pericrocotus divaricatus divaricatus (Raffles,1822)
目名 | スズメ目 |
---|---|
科名 | サンショウクイ科 |
大分県カテゴリー | 絶滅危惧IB類(EN)ⅠA類ほどではないが、近い将来における野⽣での絶滅の危険性が⾼いもの |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増大している種 |
選定理由
近年の里山の開発,伐採,樹種変換が行われたことにより,落葉広葉樹林が減少し,生活環境が悪化し,個体数も大きく減少している。前回の大分県レッドデータブック2011ではⅡ(VU)となっていたが、近年、数が減少し、観察例の報告が少ない。
- 県内分布( )は過去の分布
- 亜種サンショウクイ(P. d. divaricatus)は全域の里山に生息する夏鳥。
- 分布域
- 亜種サンショウクイは本州,四国,九州に生息する夏鳥,
- 世界的分布
- 中国東北部,ウスリー,シベリアで繁殖,中国南部,東南アジアで越冬。
- 生育環境
平地から低山の落葉樹林,常緑広葉樹林およびその林縁部のいわゆる里山域を主な生息地とする。昆虫類を空中でフライキャッチする。
- 現状
- 亜種サンショウクイは生息地が減少し,個体数も激減している。かつては,里山に普通に見られる鳥であったが,近年は,めったに見られない鳥になった。
- 備考
希少鳥獣