ソボサンショウウオ
両生類Hynobius shinichisatoi Nishikawa et Matsui, 2014
目名 | サンショウウオ目 |
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科名 | サンショウウオ科 |
大分県カテゴリー | 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増⼤している種 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧IB類(EN)IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの |
選定理由
全国的には極めて狭い範囲にのみ生息する種であるため環境省はIB(EN)に指定しているが、複数の沢で本種幼生の安定的な生息状況を確認することができ、また、本種は、大分県指定天然記念物と環境省の国内希少野生動植物に指定されていることから乱獲の懸念も小さくいため、前回同様のⅡ(VU)に留めた。
- 県内分布( )は過去の分布
- 竹田市、豊後大野市、佐伯市
- 分布域
- 九州(大分県、宮崎県)
- 生育環境
標高500~1500mの自然林内の渓流域
- 現状
- 生息地域の祖母・傾山系は国定公園に指定されているが、一部の地域では森林の伐採や砂防ダム建設、自然災害などにより生息環境が悪化している。
- 備考
●大分県天然記念物「奥祖母のオオダイガハラサンショウウオ」(祖母山系,緒方町)●国内希少野生動植物種