オオサンショウウオ
両生類Andrias japonicus (Temminck, 1836)
目名 | サンショウウオ目 |
---|---|
科名 | オオサンショウウオ科 |
大分県カテゴリー | 絶滅危惧IA類(CR)ごく近い将来における野⽣での絶滅の危険性が極めて⾼いもの |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧II類 (VU)絶滅の危険が増大している種 |
選定理由
生息地である宇佐市院内町の岡川は、本種の生息域の南限域で、本県のみならず九州における唯一の自然繁殖地である。生息域のほとんどが私有地のため、森林の伐採等での生息環境の悪化が減少が懸念され、また、集中豪雨等で生息域以外の河川河口付近で確認されることもあり、ⅠA(CR)とした。
- 県内分布( )は過去の分布
- 宇佐市
- 分布域
- 本州(中部・近畿・中国地方)、九州(大分)
- 生育環境
スギ植林と広葉樹二次林が混在する渓流域
- 現状
- 国特別天然記念物に指定されており、また、宇佐市オオサンショウウオ保護管理委員会の調査や保全活動によって生息数は維持されているが、生息域が極めて狭いため、生息河川の増水・渇水など気候変動等による環境の変化が生息数に与える影響が危惧される。
- 備考
●国特別天然記念物「オオサンショウウオ南院内各河川」●国天然記念物「オオサンショウウオ生息地旧南院内村全村」(院内町)●ワシントン条約付属書Ⅰ●国際希少野生動植物種