調査体制

調査・研究体制

2021年に「レッドデータブックおおいた2011」作成から10年を迎えることから、2017年に大分県から大分県自然環境学術調査会にレッドリストの見直し作業が委託された。 手始めに調査会と県が事務局を務め、各生物の分類群の代表者で構成する「大分県レッドデータブック見直し検討会」が発足。県内の野生動植物の生息生育についての実態調査が始まった。2011年版を基に全体計画の検討、調査方法の検討、大分県の実情に沿った絶滅危惧カテゴリーの定義の見直し、レッドリスト選定種の追加や削除、レッドデータブック記載内容の検討等を行った。

初版の2003年版、2011年版ではシダ植物、種子植物、蘚苔類、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類・頭索類、昆虫類、クモ形類多足類等、大型水生甲殻類、陸・淡水産貝類の12分類群を評価したが、今回はクモ形類多足類等については評価せず、対象を11分類群とした。各分類群は重複含め延べ121名の調査員によって構成され、それぞれの特性を踏まえた現地調査や文献、標本などの資料の解析を行い、成果を集積。選定種の抽出からカテゴリーの決定、レッドリストの作成と作業を進めた。

なお、今回の改訂は当初2021年の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年は調査を行えず、調査期間を1年延期した。

組織図

「大分県野生生物保護対策検討委員会」の組織体制は下図の通りである。

組織図

調査員名簿

※代表( は分類群代表者)以下は五十音順

シダ植物

辻 寛文

種子植物

小田 毅 (故)阿部 泰雄 安東 愛美 池永 邦夫 糸永 雅俊
井上 千鳥 入江 久生 大倉 実季 角田まさ子 神川 建彦
上好 温 河室 信義 黒岩 展子 合谷 勝彦 後藤 英文
小代 連代 佐藤 省三 首藤 房子 瀬口三樹弘 高野憲太郎
岳本 亨 辻  寛文  藤内 広三 中島 昌巳 花岡 玲子
平野 修生 (故)真柴 茂彦 三宅 浩幸 宮野 敬樹 村松 優子
山本 草平 脇元 公明 渡邉新十郎

蘚苔類

大塚 政雄 大塚 千代 大森 慎一 川野 武信 北内 義弘
相良 一彦

哺乳類

足立 高行 (故)伊藤 雅之 河野 淳一 宮野 敬樹 森田 祐介

鳥類

谷上 和年 江口 初男 衞藤 隆 衞藤 民子 川邊 俊二
郷司 信義 後藤 聰 後藤 康夫 財津 博文 幸  徳行
杉浦 嘉雄 芹川 一敏 武石 宣彰 立川 孝之 戸上 和信
林  謙治

爬虫類

森田 祐介 足立 高行 今井 謙介 立川 淳也  宮島 尚貴
宮野 敬樹

両生類

日野 勝徳 大倉 鉄也 小野 充之 後藤 芳樹 永野 昌博
深江 克寿 堀  英樹 森田 祐介 柳本眞一郎 山田 俊治

魚類

松尾 敏生 (故)足利由紀子 小野 充之 秦  香織 高野 裕樹
立川 淳也 富山 雄太 星野 和夫 宮島 尚貴 山田 智通

昆虫類

三宅 武 伊藤 研 伊藤 玲央 大倉 鉄也 岡本 潤
金只遼太郎 倉成 一宏 酒井 彰 佐々木茂美 膳所 英敏
玉嶋 勝範 堤内 雄二 野崎 敦士 羽田 孝吉 堀田 実

甲殻類

秦  香織 (故)足利由紀子 小野 充之 高野 裕樹 立川 淳也
松尾 敏生 宮島 尚貴 山田 智通

陸・淡水産貝類

(故)濵田 保 賀来 清博 笠﨑 まゆ 金子 棟行 亀田 悟史
齋藤 裕子 大戸 佳子 長谷 紹雄 松尾 敏生 室原 誠司
結城麻里子