陸・淡水産貝類
1 種数等について
これまで大分県で生息が確認されている陸・淡水産貝類208種のうち、76種を選定対象種として、見直し調査を行った。結果、前回(レッドデータブックおおいた2011)で絶滅のおそれのある陸・淡水産貝類(選定種)と判定された74種はランクの変更はなく、2種が選定種に追加されたため、選定種の合計は76種となった。
※県内分布に記載されている市町村名は【大分県旧市町村図】に従った。
2 選定種に追加した種について
ハブタエムシオイがⅠB(EN)に、マメタニシが情報不足(DD)に、今回の調査で新たに選定種に追加された。
3 ランクを上げた種について
本調査でランクが上がった種はいなかった。
4 ランクを下げた種について
本調査でランクが下がった種はいなかった。
5 生育・生息地に大きな変動があった種について
カスガコギセルは生息していた木の伐採により確認できなくなった。オンセンミズゴマツボは前回調査で湯布院町の金鱗湖周辺でしか見つかっていなかったが、模式産地である九重町宝泉寺で再確認された。
6 参考文献等
和名、学名、種の配列
- 肥後俊一・後藤芳央 編著(1993)日本及び周辺地域産軟体動物総目録,エル貝類出版局.
トンガリササノハガイの和名・学名
- Kondo Takaki & Akimasa Hattori (2019) A New Species of the Genus Lanceolaria (Bivalvia: Unionidae) from Japan. VENUS, 78 (1–2): 27–31.
【その他】
- 環境省編(2014)レッドデータブック2014-日本の絶滅の恐れのある野生生物-6 貝類.
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